Studio7Squaresで働いてくれている設備を一部ご紹介します。同じ加工でも、全体の工程や材料などにより設備や工具を使い分けています。
スライドテーブルソー Felder KF700S

集塵機から5軸加工機まであらゆる高精度な機械を製造しているオーストリアのFELDER社のスライドテーブルソーです。
こちらの機械では3.2m×3.2mまでの材料を直角に切ることができます。いわゆる横切り盤と呼ばれる機械に近いのですが、昔からある横切り盤とは違いレールが飛び出ていないので6mを超える移動域でも邪魔になりません。
材料の長さを決めるためのフェンスには0.1mmまで設定できるデジタル表示機がついていますので、短時間で精度の高い加工が可能です。
デジタル定規を使って長さを設定し、柱材を加工している様子です
ミゾキリ刃を付けて幅広の溝を加工することもできます
自動一面鉋盤・手押し鉋盤複合機 Felder AD951
テーブルソーと同様、FELDER社の機械です。
反った材料の面を平らにしたり、一定の厚みに削る事ができます。50cmの加工幅がある手押し鉋盤と自動一面鉋盤が一つになっていて、ほぼワンアクションで機能を切り替えることができます。
また、刃の部分はスパイラルカッター(ヘリカルカッター)になっていて、比較的逆目が出にくくなっています。また、万一刃の欠けが起きてもカッターを一つ回すだけですぐに作業に復帰できます。
自動一面鉋盤(プレーナ)として使う時は手押し用の定盤を上げて使用します。
手押し鉋盤として使用する状態
自動一面鉋盤として使用する状態
バンドソー 日立工機(現Hikoki)CB100FA

現在は製造されていない貴重な5馬力のモーター、10cmの刃幅、鉄車輪の挽き割り専用帯鋸です。
約400mmまで挽き割り可能です。
ドラムサンダー RAGUNA(SUPER MAX)
構造としては自動一面鉋盤(プレーナー)に近いのですが、大きく違う点はドラム部分がヤスリになっていることと、定盤がベルトコンベアになっている点です。
この機種では片持ち構造になっているため、ドラムの幅以上の材料を加工することができます。
また、0.1mm単位での設定ややすりの番手を変えての仕上げも可能です。
刃物ではささくれだって加工が難しいものの加工や硬い材料の加工、まとめて大量の板材をやすりがけする時に活躍してくれます。
動画では木箱を作る材料をドラムサンダーにかけ,やすりがけをしながら厚みを揃えている様子がご覧いただけます。
半自動プレス機(4×8サイズ) 横井工業

定盤のサイズは4×8尺で、上から抑える板が4枚に分かれているのでそれぞれの加圧板を独立して使うことができます。
一般的な板材の接着用途以外には、箱物の組み立てや、型板を使った積層材の整形、木材の反りの矯正等、様々な用途に使用できます。



